北極の氷は、海の上に浮かんでいるために、解けてしまっても海水面の上昇をもたらしません。では、南極はどうでしょうか?実は南極は、南極大陸というだけあって、陸地になっています。したがって、南極の氷が融けてしまうと、それら陸上にある氷が海に流れ込み、海水面の上昇をもたらすことになる、といわれています。仮に南極の氷が全て融けてしまうと、海面は60m上昇する、とさえいわれています。これはかなり問題です。
ところが、南極の氷は簡単に融けません。というか、融ける事ができません。なぜなら、南極の温度は-30℃〜-50℃という定温です。仮に地球の平均気温が、IPCCの予測で最悪の5.8℃上昇したとしても、-25℃、というわけです。氷が水になるのは0℃から、というのは中学生でもわかることです。であれば、南極の氷は融けません。
しかも、IPCCは、地球温暖化が進むと、南極が海水面を下げる方に貢献する、とさえいっています。これはどういうことでしょうか?南極の氷は融けない、一方、地球温暖化が進むと海水が蒸発し、雨となって降り注ぐことになる・・・。これらの水蒸気、雨などが風などで南極大陸の方に運ばれると、雪となって降り積もり、南極の氷の量が増える。しかも、南極大陸の中心部である氷は絶対に温暖化ぐらいでは融けないため、南極の氷は増え続けてゆく・・・というわけです。すなわち、海水を氷、という形で陸上(南極)に降り積もらせてゆくために、IPCCは南極が海水面を下げるほうに貢献する、と予測しているわけです。
環境問題 を知る All Rights Reserved. 2007 lastupdate:08/08/24