地球上の水資源について、96.5%が海水であり、実際に使用することのできる淡水は約2.5%程度である、といわれています。しかし、その淡水の大部分は南極や北極の氷であり、陸上にあって使用可能な水というと、地球上の水資源のうち約0.8%程度しか存在していません。しかも、そのほとんどが地下水である、といわれています。
つまり、大規模な農業、工業などで必要となる水は、そのほとんどの使用を地下水に頼ることになるわけです。地下水を過剰にくみ上げ、利用すると一体どのようなことが起こるのでしょうか?
地下水の過剰利用により、その土地を支えていた地下水位が下がり、地盤沈下がおこったり、地下水に塩水がはいったりしてしまいます。実際に、中国、インド、メキシコなどでは、農業用の水資源を利用するために、地下水のくみ上げがおこなわれており、これらの国々では地下水位が年間に1メートル近くも下がったという報告もあります。
現在、人類の生存を支えている食料も、水があればこそ生育可能なわけです。いずれ、大規模な農業生産を行うことが難しい時代がくるかもしれません。食料、水ともに、人類の生存に直結する部分であり、水資源の確保については、主要な問題の一つである、といえるでしょう。
環境問題 を知る All Rights Reserved. 2007 lastupdate:08/08/24